第20話「清める音」
やばい!面白い!!こんなに面白くていいの?トータルの流れとは別に、各話ずつのクオリティで言えば『龍騎』を越えてしまったと言っていいだろう。
先週ラストでバケガニに捕まった轟鬼だが、それはたんなるヒキだったようで、あっさり逆転。斬鬼(本名は財津原なのね〜)が様子見にやってくるが、退治後のあれは、パフォーマンスではなくその場を清める音だった。渋い斬鬼と純粋な轟鬼、というコンビはやっぱり決まってる。特に轟鬼が再会してはしゃぐところから、質問されて戸惑うところなど、(別に意図しているわけではなく私が個人的に解釈しているだけなのだが)何か癒されるなぁ…。
コンビといえば響鬼とかすみは、道の駅かなにかで轟鬼への土産を物色。「団子をここからここまで」という響鬼。「3回払いで」「カード持ってないでしょ」というギャグも、普通の特撮ものならスベる会話だが、しっかり決まっているのは、ちゃんとした俳優である細川茂樹の功績といえる。
明日夢、バイト初日だったのか、何周もひっぱるからもうベテランなのかと思った…(^^;)初日なら湯飲み落とすこともあるわな…。おやっさんもそんなヘコんでる時に猛士のこと話さなくても…。(^^;)
バトルシーン。今回の童子は羽根が生えていて、飛べる。多少てこずるが、とりあえず撃破。飛んでいる童子にギターを投げ、それが爆破し、落下したギターで下でダウンさせた童子も倒す。コンボやん!凄ぇ!
おやっさんの資料収集で響鬼に告げられていたが、今度出てきたのはエビとカニとトンボのあいのこのようなマカモー。ピンチにやってきた響鬼(走ってくるカットで何気なくだが変身後の青白い炎が合成されていたのがニクイ)が羽根を切り落とし、斬鬼が生身ながら轟鬼のギターをパスしたことで撃破。このへんのコンビネーションや叩き込むようなカットのつなぎかたも練達の域。
最後に斬鬼が轟鬼のサポートとして復活することを告げ、感動的なスローのオープニングアレンジがBGMが流れる中、轟鬼の清めのギターがかぶさる、という演出も面白い。それをみて響鬼が「何スかあれ?」と飄々とした感じで斬鬼に訊くのもいい感じ。