思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

仮面ライダー響鬼

第12話「開く秘密」

12話にもなってようやく基本的な設定(秘密)が説明されたとは…。

たちばなのからくり穴に落ち込んだ明日夢が入ったのはみどりの研究室だった。そこには過去のディスクアニマルの試作品や太鼓と撥も展示されていた。たぶん実際のバンダイかどこかで検討用に作ったモデルなんではないだろうか?(東映公式サイトを見たらビンゴ!)ディスクアニマルが“式神”であることも正式に語られた。

みどりのファイルの中に響鬼威吹鬼の他にも鬼の写真があったのは、没デザインなのか、それともこれから登場するのか。人間ドラマの厚みで見せる本作は、あまりライダーを増やさないで欲しい気もするが…。まあ数が多くても『龍騎』みたいな成功例もあるからどちらでもいいのだが。良い作品にしてくれさえすれば。

あとは響鬼が「鍛えて鍛え抜いて鬼になった」ということで、元は普通の人間だったことも分かった。鬼とは聖闘士みたいなものか…?

いったんは鎧をまとったザコにやられた響鬼だが、ディスクアニマルをつかって弱点を掴んで倒す。このあたり、きっちりとロジックのある戦い方なのも好感が持てる。「鍛えないで強くなろうとするからだ」というのは名ゼリフかも。今回のマカモーぬりかべは、珍しくCGがマッチしていたのだが、逆になめくじみたいな頭部のミニチュアがしょぼかったのが惜しい。

いったんやられた響鬼の周りにディスクアニマルたちが心配そうに群がるシーンはちょっと感動的。シリーズのラストで絶体絶命の響鬼を、ディスクアニマルたちが身を挺してかばう、というシチュエーションが目に浮かぶ…。

みどりさん(滝澤万紗子)、美人なのはいいのだが、演技ヘタ…。今どきの若者っぽいしゃべり方とか、演技かと思ったが、アップでの戸惑いの表情とか見ていると、どうも地っぽい…。メガネに白衣と、男共のフェチ心は充分にキャッチしてるが。

とりあえず1エピソードの満足度はシリーズ中では最高!