「アウトロースター」を思わせるキャラデザインに、
「エヴァンゲリオン」的な世界設定、
音楽が前面に出ているのは「ラーゼフォン」で、
少女趣味はやはり河森監督の「エスカフローネ」か。
冒頭の貧乏な子供達ではサンライズの富野アニメを思いだした。
いったん“敵”が出現すると、その出現のしかたや、
街での戦闘シーンなど、ようやく「エヴァ」を越える作品が出たか、
という感じがした。
ところがところが、合体から必殺技にかけて様子がおかしく…。
これってパロディ番組じゃないのか？
挿入歌も恥ずかしさ爆発だし…。
三体合体でゲッターロボ式に三様のロボになるあたりは懐かしいというか、
今どきバンダイの力が強すぎじゃないか、とか…。
合体するとき「気持ちいい」とか、はーずかしいはーずかしい。
（「ア太郎」のココロの親分の言い方で言って下さい(^^;)）
やたら熱血しているボスは「ガオガイガー」の総帥っぽいが…。
何より致命的だと思ったのは、
せっかく燃える見せ場である必殺技なんとかアーチェリーの場面を、
司令部でボスたちがあれこれ説明しているバックで見せること。
いくらそのあとで真の必殺技ともいうべき太陽のなんとかがあるにしても、だ。
これでこの番組がパロディであることを確信した。
「エヴァンゲリオン」的なオマージュではなくて、
「トップをねらえ！」的なパロディである。
そうそう、内容はおいとくと、
これだけ高品質のＣＧを使った番組がＴＶアニメで作られることには驚きだ。
時代は変わった…と思うのはおっさんの証拠か。
「ゾイド」なんかもメカはフルにフルＣＧだったけど。
「マクロスゼロ」や「雪風」はビデオアニメだしね。
あ、「ラストエグザイル」とかもそうだったかな？最近のアニメ事情に疎いから、ウソばっかりかも(^^;)
そうそう、“太陽の翼”って言ったら「ファイバード」ですからっ！
とにかく３０以上のヒトは爆笑しながら見られること間違いなし。
化ける可能性もあるし、チェックしといて損はないかも。
作画が綺麗だからとりあえず見るにも耐えるし。
