思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

スターシップ・オペレーターズ

「リターン・マッチ」
今頃先週のビデオを見る。
まず、サブタイトルがリベンジじゃないことを喜びたい。
今回の戦闘方法に関してのツッコミ。
人工重量ありの世界では、今回の計画はハードSF的には巧い戦術だと思う。
応力による船体破壊は大型艦では重要な問題
アーサー・C・クラークの『地球光』で勉強した)
なので、高速会頭(姿勢変更)のために人工重力重心を船体の重心からリング状に
配置するのは確かに理に適っている。
生中継を逆手にとって一隻めを奇襲するのもいいだろう。
(まあ敵の艦長たちが間抜けすぎるのが問題ではあるが)
だがそこまでだ。
アマテラスは1隻に向かっていったわけD、敵船隊の中心に行ったわけではないんでしょ?
1隻を攻撃した時点で他の3隻も同時に射程に収めているというのはいかがか。
アマテラスだけ通常艦より異常に射程が長い、というスペックなのかが
分からないのでなんともいえないが。
それでなくても4回も会頭している間に他の艦から何らかの攻撃があってしかるべきだろう。
爆雷攻撃するとかしそうなものだが…。
ウソでもいいから、敵の轟沈を確認する前、すなわち映像的には敵艦の爆破が映る前に
主砲発射−会頭−主砲発射で4連射した、というのならまだ納得したのだが。