思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

メルカバ2



ボーダーモデル 1/35 メルカバMk2
初めてのフルインテリアモデル。ついでに、初めてのボーダーモデル製プラモ。
軍事機密でもあるので、現用兵器のフルインテリアというのはそんなにない。エイブラムスに続いて二つめでは? 現用とは言っても、マーク2は、日本軍で言えば74と90の間くらいのもので、現在の主力である大半はマーク4なので、取材が許可されたのだろう。
すり合わせの必要がなければ筆塗りでも内部の塗装は可能かもしれないが、組んでみないとわからない。椅子やハンドルなど、細いパーツを折らずに塗装するのも難しい。エッチングパーツも普通にあったし、パーツをながめた時点で、敢えて無塗装で仕上げようと決めていた。内部図解の透視図みたいなイメージで。
本当はボディも取り外せるようにしたかったけど、サイドアーマーを取り付けると持つところがなくなるのと、剛性が心配だったので、接着。ここで、エンジンと操縦室との隔壁が、ペリスコープに干渉してはまらない問題発生。接着する位置関係的には間違った組み方はしていないと思うのだが……。仕方ないので、隔壁上部を1センチくらいカットして接着した。これによって、運転席が見えなくなったので、接着しちゃっていた運転手用ハッチを流し込み接着剤やニッパーで軸を切ることで再分離。ピットマルチで開けるようにして、なんとか中を覗けるようにはした。いやほんと、運転席って、棺桶みたいな狭さやねぇ(@_@)
サスペンションは、最初にタミヤのキットを組んだ時から、構造がよく分からなかったので、今回初めて構造が分かった。バネのないオイルダンパーみたいなパーツは、やっぱりどこにも繋がっていなかった。でも、だとしたらこのパーツの役割は?? 謎は深まるばかり。いや、レオパルトとか、他の戦車にもあるんだけど。
このサスペンションは、プラ製と、バネを使って可動式にもできる。そのために、本キットは、「連結可動履帯」仕様となっている。しかも、モデルカステン式の、履板を並べて、ピンを刺して根本だけ接着剤をつけるタイプ。でもこれ、『アーマーモデリング』読んでいたから分かったけど、説明書には根元だけ接着するとか書いてなかったよなぁ。でも、ゲート処理が甘かったのか、両面テープに貼る時に間隔をもっと詰めて並べる必要があったのか、せっかく全て付けたのに、八割がた接着されておらず、引っ張ったらポロポロ取れる大失敗(T_T)
仕方ないので、履帯なしにしようかとも思ったけど、「接着式履帯」として接着することにした。可動サスペンションにした意味がないけど、バネのシルバーが格好いいから良しとしよう。
ついでに、このキットは、フルインテリアであることと、フルエクステリアでもある。つまり、マーク2の特徴である増加装甲を、ノーマルのメルカバ(実質マーク1でもある)に、付けていくことで、ここにこういう意図で装甲が強化されてんだな、ということが理解できるのだ。例えば、車体下面の増加装甲が「浮いて」いて、本体との間に隙間があることもよく分かる。