思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

エージェント・ウルトラ

☆☆★

原題は『AMERICAN ULTRA』。意訳するなら『最強スパイ コードネーム=ウルトラ』みたいな感じ?
てっきり最難関ミッションを任される最強スパイの話かと思ったら、全然違った。
ひとことで言うと、比較的低予算の「ナーメテーター」もの。
ドラッグ漬けで、同様のヒッピー的な彼女との旅行にも行けない主人公だが、CIA内部の権力闘争に敗れた腹いせにやってきた。バイト先で謎の言葉をささやきかけると、能力が覚醒。ただし、人格はそのままで、防衛本能や知らないはずの知識など、潜在意識のレベルで、襲いかかる刺客を返り討ちにする。
R15なのは、その時の殺し方、というよりもちゃんと血を見せているから、というくらい。
主人公はどこかで見たと思ったものの、最後まで思い出せず、今調べたら『ゾンビランド』だった。
悪くはないが、良いところもとりたててなかったかな(^_^;)

以下ネタバレ

良いところといえば、途中のミニどんでん返し。まずは、主人公が飛行機に乗れないのは、CIAの催眠(暗示)によるものであること。主人公の恋人が、主人公の封印がなされているか監視するCIAのエージェントだったが、ミイラ取りがミイラになった結果であること。それくらいかな。どちらもそこまでびっくりするほどでもない。