思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『カンバセーション 盗聴』
☆☆☆


C級エロ邦画みたいなタイトルだが、あの巨匠コッポラの映画(^_^;)
録音技師というか、盗聴専門の私立探偵みたいな主人公が、ある案件で、大企業の秘密を知ってしまい、ドロドロの権力闘争に巻き込まれる・・・という話。
3箇所のマイクを駆使して、会話を炙り出すあたりは、『沈黙の艦隊』1巻のラストを想起させたりして(多分順番は反対(^_^;))面白いし、設定そのものは悪くないと思う。
だが、全体に重厚すぎるというか、戦後すぐの展開テンポなので、もう一つ盛り上がらない。
せめて『ニューオーリンズ・トライアングル』とか、80年代以降のリメイクとかならかなり変わったのでは?(とは言っても本作も74年だって)
ちょっと面白かったのは、100%おじさんである主人公にハニートラップを仕掛ける相手がおばさんであること(^_^;)