2019-09-02 ■ 『統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる』高橋洋一 ☆☆☆★ 光文社新書数学を勉強した高橋氏による経済のニュースにおける統計・確率の本……なのだが、中盤以降は、東日本大震災以後の政治の間違いを指摘した内容なのは、11年という出版年を考えると仕方のないところか。スピーディーや復興増税など、全国民に関係する問題であったことだし。「統計にはまず実数があるのですから、その実数から説明すべきです。(略)そこがあまりクリアでない人は、書いていること自体が危ういと感じます。」