思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる』高橋洋一
☆☆☆★
光文社新書

数学を勉強した高橋氏による経済のニュースにおける統計・確率の本……なのだが、中盤以降は、東日本大震災以後の政治の間違いを指摘した内容なのは、11年という出版年を考えると仕方のないところか。スピーディーや復興増税など、全国民に関係する問題であったことだし。

「統計にはまず実数があるのですから、その実数から説明すべきです。(略)そこがあまりクリアでない人は、書いていること自体が危ういと感じます。」