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『モデルグラフィックス　2008年03月号』
☆☆☆★

この時期の本誌は、表紙が素晴らしい。黒のロゴ地に、灰色の艦体、背景の特色グリーンに文字の白が差し色となり、見事に調和している。
トビックスでは、やたら熱いザク・マインレイヤーの記事が。当然あさのまさひこ記。

第二次大戦の700各国戦艦特集。既作があるのかもしれないが、５艦中、４隻をタクミ明春氏が製作している。
五大国艦勢揃い、という割には、特集頭に並び写真があるだけで、後は個別の完成品のクローズアップばかり。まるで『ネイビーヤード』みたい。どうせなら、同じ構図で各艦の比較ができるように構成して欲しかった。
こんなことなので、初心者向けの製作記事としてはほとんど役に立たない。
唯一､製作者二人の対談は面白かったが。プロである明春氏と、生業が他にある矢萩氏の製作スタイルの違いは興味深い。

テレビ版『宇宙戦艦ヤマト』DVDボックスのおまけプラモの発売記念に、歴代ヤマトプラモとの比較検証記事が濃厚すぎ(巻頭特集のほうもこれくらいやってよ……！)。

巻頭に加えて、巻末にも艦船キットコーナーがあり、艦船モデラーは必携の号であろう。

Model Graphix (モデルグラフィックス) 2008年 03月号 [雑誌] 大日本絵画 2008-01-25