2018-03-13 ■ 『風雲児たち(30)』 ☆☆☆☆島津久光と大久保、西郷、坂下門外の後始末、吉田東洋暗殺なども盛りだくさんだが、やはり遣欧使節団のエピソードが興味深い。 ヤマトフが使節団を日本的(風ではなく)にもてなすのも感慨深いが、なんといっても、長崎の通じたちが、周り中が蘭語を話していることに感動する場面は、『解体新書』完成に匹敵する名場面である。