2018-12-05 ■ 『バビロン(1)女』野崎まど ☆☆☆☆ 講談社タイガ野崎まどらしかぬ、検事が悪を追う。まるで『機龍警察』みたいな、ハードカバーで、黒い表紙の本で出ていても何らおかしくない内容。 序盤は、ホラーを予感させる事件の予兆で、そこからポリティカル・フィクション、終盤にはホラーSFチックに。この後は『映 アムリタ』みたいな展開になるのかな……? まんま士郎正宗なカバーイラストはどうかと思うけど、中身は人物造形に多少ラノベ的なところはあるにせよ、ストーリーは硬派だ。