思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

アーマーモデリング2011年12月号』
☆☆☆☆

特集は、超級モデラー・高石のスタイルを解剖する、というもの。
技法ではなくスタイルと書いたのは、そもそもどういう意識で製作されているのか?というところから解説されているから。

連載コーナーの受け取り方に、3パターンあるというのもなるほど。上級・中級・初級モデラーともに、結局高石スタイルは真似できない、ということなのだが…。
今回の特集は、そんなこんなで、高石氏のように排気管の塗装に6時間かけなくても、それっぽく(というか、実際的な)仕上げることができる理論と実践を解説してくれる。いわば「高石式超級技術指南「ではなく「高石式上級技術指南」というところか。
ちなみに、ほん特集では高石氏は「他人の模型ではなく本物(の写真)を観察すべし」と述べているのに対し、前回挙げたドリーム・リレーモデリング横山宏氏は「高石氏のような模型をお手本にすべし」と勧めている、という考え方の違いが面白い。

how toコーナーも、斎藤氏と岡プロの二連投。奇しくもどちらもソフトスキンというのも面白い。片やAFV正攻法、片や後ハメ活用のガンプラ系と、対照的なのも面白い。