『怪獣要撃戦』
☆☆☆☆★
再読。事前情報では、『シン・ゴジラ』の原作と言っても過言ではなさそうなのが本書(まだ見てないので、あくまでも推測)。
そんじょそこらの怪獣映画よりも面白いから困る(^_^;)特に政治、軍事、科学ファンにとっては。
改めて奥付をみると、もう四半世紀前の本なのだ。よく見ればカバーのゴジラもバトゴジである。
当時からの変化は、一〇式やF2などの兵器の開発は言うまでもないが、インターネット、なかんずくスマートフォンの普及であろう。特に、目撃者が即、ネットに動画をアップする時代には、政府の(怪獣の認知)判断材料としても、かなりの時間短縮が期待できる。
映画のキーになりそうなのは、巻末の自衛隊インタビューの
「ほとんどの自衛官(略)は捕獲に務めます。」
「地形がいいとか、アンテナを立てられる場所、そういうことでポイントを決めるでしょうね。
アンテナというと、通信用ですか?
それ以外にも、例えばミサイルをロックオンするためのレーダー。(略)常識的には、公園とかでしょうね。」