『ソロモンの偽証 後篇・裁判』☆☆☆
ヒューマンドラマというか、テレビの2時間ドラマとしてなら妥当なレベルだと思うが、前後編の映画としては、ドンデン返しが弱いと思う。
何より、自殺した柏木が、徹底的に偽善を憎んだ結果、純粋すぎるがゆえに自殺したのではなく、結局自己中心的な人物だったことが明らかになったことで、後味が悪くなった。それが最大の問題かも。
ミステリとしては、結局、最初の自殺(?)から、その原因という太い幹があるとすると、後から提示される告訴状や、いじめ問題などの枝葉が、すべて最終的には無関係として捨象されることにあると思う。やはり良質のミステリとしては、蛇行をしながら、弁証法的に進んでいくのがベターでは。
ソロモンの偽証 後篇・裁判 [DVD] 松竹 2015-08-19 |
『世界一簡単!「ストレス」と上手につき合う方法』堀北祐司
「「あ、今回はマックス(最大)ではないのだ!」と(略)心に余裕が生まれます。(略)自分自身が感じているストレス度を数字に置き換える」
「「余裕を持ちたち」と思うと、自然と「準備という行動に取りかかれる」」
「関係性ができている人相手に、タイミングを計って愚痴を言って(略)愚痴を言わずにストレスをため込むくらいなら、言ってしまったほうが、健康的である」
世界一簡単!「ストレス」と上手につき合う方法: 逃げない 隠さない とらわれない (単行本) 堀北 祐司 三笠書房 2014-11-14 |