思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『鏡の城の美女』
☆☆☆★


ステンレスの館(城)での八重(とは作中では呼ばれないが)密室殺人事件。
八重密室を破る方法は、解決編の直前で気がついたのがちょっと嬉しい。が、真犯人に関しては綺麗に騙された(^_^;)
ドタバタ・ベタベタのギャグは相変わらず楽しい。とはいえ、ギャグ要因のミリアとユリが、解決編直前にいきなりキレキレになる不自然さも相変わらず。

鏡の城の美女 (講談社ノベルス)鏡の城の美女 (講談社ノベルス)
石崎 幸二

講談社 2013-11-07


『英傑の日本中 敗者たちの幕末維新編』
☆☆☆☆

NHK大河ドラマ便乗商法のこのシリーズ。今回は、もしかして『八重の桜』?

「歴史上、錦の御旗というものが確実に存在したという証拠はない。(略)錦旗とは(略)話には聞くが実際には誰も見たことがないものだったのだ。それを薩摩長州は自分たちの手で「製造」したのである。」

白虎隊について
「まだ若く判断力も未熟な人間を、人間にとって極限の世界である戦場にそのまま出してはいけない」

英傑の日本史 敗者たちの幕末維新編 (単行本)英傑の日本史 敗者たちの幕末維新編 (単行本)
井沢 元彦

KADOKAWA/角川学芸出版 2014-02-22