思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『1』がショボショボだったので、期待していなかったが、これが面白かった。
舞台をヨーロッパに移したのも効果的で、リュック・ベッソン作品か、という感じで映画としてもヨーロッパテイストになった。
もちろんアクションは派手になり、特殊効果もより自然に見えるようになったが、画面そのものに重厚さがあるのだ。ゴーストライダー自体のデザインも、皮ジャンが炭化したようになっただけでなく、ドクロもCGっぽさが消えている。
バイクだけでなく、乗物全般をカスタマイズできるというパワーアップ能力をうまく演出していたのも好ポイント。登場した瞬間からバレバレな巨大掘削機械はともかく、後半のカーチェイスでは、車が燃え上がるタイミングがバッチリで、(文字通り)燃えるシーンだ。

『1』と『2』の作品としてのスケール感の差は、まるで『ターミネーター』と『ターミネーター2』のような関係、というと分かりやすいだろう。
関係性的にも、ジョン・コナーとサラ・コナーとシュワちゃんという位置関係が同じだ。

ゾンビになった敵が追ってきてのカーチェイスは『マトリックス2』っぽかったりしたのは少し微妙だったが…。
そもそも、触れるもの全てを朽ち果てさせる能力で、それは非生物にも及ぶのに、どうして車を運転できるんだ?とか、いろいろおかしい点はあるのだが。

そういや、黒人神父(最初から最後まで胡散臭かったなあ…)は最後、突入した後どうなったんだ??ほったらかし??

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ポニーキャニオン 2016-02-17