『日本の地形・地質』
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私的には、中学の理科の復習、または資料集(何故か資料集なるものは歴史にしかなかったのだけれど)のような感じだった。
「阿蘇は(略)約9万年前の大噴火では、噴出した火砕流が九州中部を広く覆っただけでなく、同時に噴出した火山灰が北海道でも数センチの厚さで堆積しており、その規模の大きさのほどがわかる。」
など、とにかく時空のスケールがでかく、岩が削られたり、地面が曲がったり、そんなのが日本の各地にある。
不謹慎ながら、大震災だとか、桜島の噴火なんて、地質学的には大したことない、ありふれたものだと分かる。もちろん人間的、いち個人的スケールでは文字通り天地がひっくり返る大事件なのだが。