2015-02-16 ■ 『古代ユダヤ教(上)』マックス・ヴェーバー著/内田芳明訳☆☆★ 岩波文庫まだ大著の三分の一だからなのかもしれないが、本書のうち、タイトル通りの内容は後ろから一割くらい。それまでは古代ユダヤ社会学が延々と書かれている。 そりゃ、ユダヤ教という宗教を語るには社会学的バックボーンを知らないとその本質が理解できないのは、日本教や神道とも共通する部分が多いから、分からなくはないけど…。 研究者や作家はともかく、私みたいな野次馬的読者には空疎な(無関係なことが書いてある)感じだった。