思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『古代ユダヤ教(上)』マックス・ヴェーバー著/内田芳明訳☆☆★
岩波文庫

まだ大著の三分の一だからなのかもしれないが、本書のうち、タイトル通りの内容は後ろから一割くらい。それまでは古代ユダヤ社会学が延々と書かれている。
そりゃ、ユダヤ教という宗教を語るには社会学的バックボーンを知らないとその本質が理解できないのは、日本教神道とも共通する部分が多いから、分からなくはないけど…。
研究者や作家はともかく、私みたいな野次馬的読者には空疎な(無関係なことが書いてある)感じだった。