思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

下地寛也『コクヨの3ステップ会議術』

報連相が中心の「定型会議」の場に、クレームという問題解決を必要とする「創造会議」の議題が提示されたわけです。(略)この場合、定型会議を創造会議に切り替えるかの判断が必要です。(略)創造会議に切り替える場合は、「みんなの報告は後回しにして、その問題についてのアイデアを出そう」と言うべきです。定型会議を継続する場合は、「今は時間がないので、このあとで時間をとろう」と問題に入らず後回しにする必要があります。」

「スタック状態に入ったときの突破口を開く「6つの質問」をご紹介しましょう。
(1)目的 「そもそも会議の目的はなんだっけ?」
(2)原因 「何が根本的な原因なんだろう?」
(3)本質 「本質は何だろう?」
(4)事例 「具体的にどんな事例がありますか?」
(5)切り口 「別の切り口はないかなあ?」
(6)具体策 「具体的にどのような方法があるかな?」」

「会議の進行役が板書をするほうがよいと思います。(略)会議をコントロールする進行役は、意見をホワイトボードのどのあたりに書いていくかも含めてコントロールする必要がある」

「「決めない2段階多数決法」(略)
ステップ1 20〜30個ある選択肢の中で、直感でよいと思うものを3つ選んで手を挙げてもらう(1回目の多数決)
ステップ2 手が挙がった数が多い上位3〜5個の候補について、何がよい点か、何が問題点かを議論してもらう
ステップ3 議論の内容を踏まえて再度、よいと思うものを1つ選んで手を挙げてもらう(2回目の多数決)
ステップ4 一番手が挙がったアイデアのメリット、デメリットを再度確認して本当にそれでいいかを議論して結論に至る」