思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

若松義人『トヨタの上司は現場で何を伝えているのか』PHP新書

「余力をつくるような改善をすることだ。たとえば個人なら、いわゆる「隙間時間」や通勤時間の活用などでも余力を生み出せる。生まれた余力を活かせば、仕事だけでなく、人生の収穫も豊かに変わることになる。」

「『指示よりもっとうまく』させるためには(略)あまりこまかく指示を出したり(略)叱りつけたりしてはダメですよ。方向は示すけれども、答えは言わない。答えを考え出すまで我慢強く待つという姿勢が大切です。」

「恐れず失敗するためには、いつくかのルールがある。
(1)失敗したら自分で直す
 失敗の尻ぬぐいを人に押しつけるようでは、失敗を財産にすることはできない。また、誰も助けてくれなくなる。
(2)同じ失敗は二度としない(略)
(3)失敗を記録しておく」

「2つの意見が争っているのなら両方やってみる。そうすれば「やはりこっちのほうがいいじゃないか」と納得できる。結果に問題があれば改善をして、もっといいものにしていける。議論だけではわからないことが多い。」

「「できない理由」は、裏を返せば、それさえ解決すれば「できる」とも読める。」

「しんどいこと、つらいことがあったら、どうすればラクになれるか考えろ。そこに改善のヒントがある」

「不良はパーセントではなく、何個、何円と表現しろ」