『皇統断絶計画』谷田川惣
「歴史学上では、継体天皇は応神天皇の子孫ではなく、ここで新王朝になったという説もありますが(略)もし新王朝なのであったら、継体天皇のことをもっと偉大に書き残したはずです。しかし、継体天皇は大した業績も残されておらず、どちらかというと冴えない天皇と見られても仕方がないようにしか記されていません。(略)継体天皇が応神天皇の五世子孫としての即位のいきさつは、客観的事実を示しているものと考えられます。」
日本の伝統、ことに皇統存続のシステムについて。
「人間の理性は脆弱で、ふらふらした不安定なものですが、時間に耐え抜いたものはぶれない。ぶれないものを基準にものごとを考えていけば、世の中は安定し、大きな失敗は避けられ、間違えれば戻るべき原点があるということです。」