思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

各話のトビラでは何回かあったか、単行本の表紙としては初めての主線なしのイラスト。
第三次世界大戦=核ミサイル発射?!という物語全体としても大きなクライマックスといえる。(これから12巻も続くのが信じられないくらい)
特に2発目のハープーン発射時の映画的なコマ割は圧巻。無人のニューヨークにボブのリポートが響く見開きや、カモメが自由の女神にとまるあたりなど、ほんと映画そのもの。
ベネット大統領の見開きも圧巻だし、誰のモノローグか分からないままページが進行し、最後にベネットのそれだと分かる構成も秀逸。

沈黙の艦隊 (20) (モーニングKC (345))沈黙の艦隊 (20) (モーニングKC (345))
かわぐち かいじ

講談社 1993-12



あとがきにも「対談」とは書いてないので、共著であって対談本ではないのかもしれない…(ほんと、こういう本は困るなあ…。読みにくいし)
もっとも、内容じたいは日本を愛する二人なので、素晴らしい内容。やっぱり根本は憲法改正に行き着くのか。あとは、今回の震災で浮き彫りになったのは非常事態法(まあこれも自主自立に関しては同じ意味だが)。

日本国家再建論 国民を欺き続ける国家の大罪日本国家再建論 国民を欺き続ける国家の大罪
中西 輝政 田母神 俊雄

日本文芸社 2011-07