2011-01-24 『深泥丘奇談』読了 綾辻行人 メディアファクトリー ☆☆★ 主人公は、名言こそされていないが、作者・綾辻行人であることは誰でもわかるように書かれている。 が、別にメタミスというわけでもなく、単に作者の(土地的に)身近で不可思議事件が起きるのに書きやすいから、というだけに思える。 『ウロボロスの基礎論』と言ったら良く言いすぎで、せいぜい倉坂鬼一郎のホラー作品と同じレベル(レベルの高低は問うていない)。 まあ“すこしふしぎ話”である。(ホラー寄りの)