2010-12-25 ■ とうとうミステリですらなくなってしまった。 伝奇ラノベというのが的確かも。 ラスト近くのドタバタなんてまさにラノベのノリだ。(個人的には『迷犬ルパン』シリーズを思い浮かべた) 吉野の桜と役行者の正体については面白かったけれども。前後の鬼などについては「おっ」という説はあるものの、全体としての整合性(完璧な論旨)には欠ける部分があるが、ラノベ、歴史への正体としては十分か。カンナ 吉野の暗闘 (講談社ノベルス)高田 崇史 講談社 2009-03-06