思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

こんなのが出るんですね〜〜。
NHKではいくつかの番組で特集が組まれましたが、それとは全く別個の内容、池田昌子さんがナレーション、という2点だけでも“買い”でしょう。(はやぶさ成功、はやぶさ2へのエール、という意味も込めて)

おかえりなさい、はやぶさ [DVD]おかえりなさい、はやぶさ [DVD]

ポニーキャニオン 2010-12-15


タイトル通りの内容。
米軍の占領時代の検閲(スミ塗りとか)は誰でも知っていると思うが、新刊として流通ルートに乗っていた本を没収していたことはあまり知られていない。それに協力したいわゆるインテリがいたことも。
そういう売国奴については今でも闇に包まれている戦後事情に触れ、その後は順次戦前に出た本を紹介している。それは戦争のみならず、経済、文化、歴史まで幅広い。
口語体で分かりやすいな…と思ったら「チャンネル桜」で番組として放送されているものをまとめたものということ。
西欧が日本を追い詰めた事実、日本の防衛・対応について述べられた書籍は残らず焚書扱いになっているので、逆にこれらを読むと、日本の侵略戦争なる言葉は西欧の謀略、捏造報道戦略にすぎないこともよくわかる。
本書で取り上げられた中では豪州(オーストラリア)絡みのところが印象深かった。高山正之氏も言っていたが、オーストラリアは元来がイギリスの流刑地であり、原住民を虐殺した負い目なのか、日本が国際連盟に人種差別撤廃を提唱したのに反対したのを代表的に、徹底的に日本を貶めようとしているのだ。現在捕鯨に反対しているのもそれを踏まえればよくわかる。

GHQ焚書図書開封GHQ焚書図書開封
西尾 幹二

徳間書店 2008-06