思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『おしゃべりな宇宙』読了

宇宙がいかに饒舌か、というのではなく、おしゃべりなのは著者。
元はロサンゼルスタイムスの科学記事の連載。
宇宙論から科学的精神、数学まで幅広くカバーしていて、まるでアシモフ博士のエッセイのよう(実は読んだことないけど)。
こんなしっかりしたサイエンスライターの記事が新聞に載っているというのがアメリカの凄いところかもしれない。
内容的には(科学本を何冊も読んでる私にとっては)科学ファンにはそれほど目新しいことはなかった。
でもまあ、新聞ということで素人向けだからこれでいいのだろう。
バランス的にはちょうどいい。良書ではある。本として、というより新聞連載として。