思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ガラスの艦隊

1話。
『紺碧の艦隊』と『ガラスの仮面』を合わせたようなタイトルだが、
まあそれはどうでもいいはなし。

デザインに河森正治、キャラクターにオカマと、
アクエリオン』と同じようなスタッフ構成。
評判良かったってことなのかなぁ…?

オカマが描くキャラが好きじゃないので、見た目の印象はあまり良くはない。

宇宙戦艦はGONZOらしい3DCG。
こちらは宮武一貴デザインかな?

貴族っていうアナクロなのがテーマで、
戦艦のブリッジもオペラの劇場みたいになっている。
まあこのへんはギャグだから突っ込むまい。

奴隷が大砲の弾を込めたり、発電してるっぽかったりと、
世界設定がわけわからん。
宇宙が部隊なのに『ラスト・エグザイル』よりも人力が増えていて、
科学的には後退してるというのがなんとも…。
(べつに世界観が同じじゃないからいいのだが、アニメ史的に)

都市は『Gガンダム』よろしく島ごと浮いてるし、
宇宙空間らしいのに背景は極彩色だし、
船の外でも呼吸はできるわ、竜巻は出てくるわ、
花火は下に落ちるは、
煙はふつうに見えるで、
艦隊が3次元的に浮いてることくらいしか、宇宙を実感できない。

それとて、球陣形とかではなく、隊列ごと上下に配置されているから、
宇宙艦隊の艦隊戦の魅力はそれほどない。
(このへんは『MS IGLOO』のほうがやはり上か)

貴族の世界という設定は別に良くも悪くもないが、
キャラデザインとして『アクエリオン』とかぶっているのが痛いところだ。

そもそもミシェルって男?女?

ラストにちらっと出てきたが、
ガラスの艦隊って、比喩じゃなくて文字通り透明な宇宙戦艦ってことなのか…。

どうでもいいけど、宇宙で流れ星なんてナンセンス極まりないんですけど…!