思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

落語天女おゆい

戦闘シーンちょっとだけましになったが、
こんどは今回のクライマックスともいえる火事場の突入シーンが全く緊迫感に欠ける。
また、途中でお唯が「この前死ぬ思いをしたのに」というようなセリフを言うが、
「どこが?」と言いたくなる。
画面から必死さが伝わらなかったのはともかく、
劇中でもおちゃらけてたやん…!
人間ドラマもなんか今時の軽いアニメっぽいのがなんか…。
せっかく落語、という400年の磨きがかかった人情ドラマの宝庫があるのだから、
それらをうまく組み合わせれば、若い子たちの落語へのとっかかりにもなるのに…。
こういう若者におもねる/迎合するようなことやってると、
逆に見下げられるんじゃないかと危惧してしまう。
圓朝も、堀内賢雄も悪くないが、やっぱり本職がやるべきだったのでは?