第11話「ちぎれた糸」
今回も、基本のフォーマットは守りつつ、チクチクと常連をくすぐる変化がいい。
たとえば冒頭でいきなり地獄少女に依頼し、閻魔あいのおきまりの台詞は回想で処理するとか、ターゲットが5分くらいしないと分からないとか。そのターゲットが悪徳記者の柴田の元同僚だとか。
今回のターゲットも柴田も同じく悪徳なので、イマイチ説得力がないんだよなぁ…。この後、いったいどう処理するつもりなんだろう…。柴田も誰かによって恨まれて地獄に流され、娘だけが残される、というラストになるのだろうか…?
そういう人間関係のため、ついに今回依頼者と柴田が接触し、地獄少女のことを聞くことに成功する。まあ、地獄少女の正体は覚えていない(ウソをついたのか、記憶から消されたのか、どっちだろう…)聞けたのは藁人形のことだけだったようだが…。
藁人形をもらってから三日を過ぎても紐を解かない依頼者をずっとマークしている骨女と一目連(調べて初めて知った…)。ターゲットと柴田の会議室での話を“壁に耳あり障子に目あり”ならぬ“天井の目”として見ていたのは輪入道?
依頼者が紐を解くシーンを見せなかったのも今回初。それが単に目新しいだけでなく、柴田が依頼者に「紐はほどくな」と言っていたのが空しく無視されたことも表現しているあたりがうまいところ。
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