思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

レンタルで「マジンカイザー(下)」を借りて見る。
「光子力研究所壊滅」では弓博士の死亡を確認してから乗り込まない杜撰さ、爆弾をセットし終わってから、兜がスポットライトを浴びるまで(何だこのシーンは?)、いや浴びてからも飛びかかるまでスイッチを押さない間抜けさなど、とりあえずバカさ加減がイヤだった。兜の声がやっぱり無理がある(何十年前にやった当時の人があてているからだろうが)のもひっかかる。
次の話では、ウィルス的にヴィーナス(?)を乗っ取った敵が光子力研究所を内部から壊滅させようとする計画。ロボットに対して説得する、という行為自体だがバカとしかいいようがないのだが、さらにそんなバカどもに対してわざわざ基地の外に並べてしばらく放っておく(捕えて尋問するわけでもないんだからさっさと殺せばいいのに)、何体も機械獣が基地を取り巻いていたのに、ボスボロットが救出に来るのを止められない(というか、存在そのものがいつの間にか消えている)など、あまりのアホらしさに見るのをそこでストップ。
元々は何十年前の作品だからバカな内容でもいいが、現在リメイクするならエッセンスはともかく、構成はまうちょっとましなものにできないものだろうか。「ゲッター」とはえらい違いだ。根源のエッセンスが「マジンガー」のほうは“おバカ”ということなのか?