思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

「デカレンジャー」

第31話「プリンセス・トレーニング」

今回はウメコの回で、期待したが、ちょっと意外性に欠け、予定調和的だった。王女様が花嫁修業ならぬ王女修行が嫌で逃げ出したのを、デカレンジャーが勝手に暗殺者がいると勘違いし(結局はたまたま侍従の一人が暗殺を企んでいたのだが)、顔がそっくりなウメコが身代わりに修行&被弾する(防弾チョッキで無事だったが)という話。

ツッコミどころ満載だった。

まず、アヴァン・タイトルで王女が歩道橋(?)から落ちるのだが、台車にぶつかっても、歩道橋の柵の高さから行って落ちる筈がない(大の大人が落ちるなんて、そんな場所があったら間違いなく欠陥工事で訴えられる)。これは修行中のバンジーでも同じ間違いを繰り返している。

道ばたでコケてるからって何故警察が保護しないといけない?! まあ権力に弱いのが警察の特徴といえばそうなのだが…。

精神的に子供ばかりのデカレンジャーとはいえ、姫が何も言っていないのに暗殺者に狙われてるなんて勘違いするか?テツやボスが横にいるんだから、ちゃんと突っ込めよなぁ…。おまけにそれが判明した後も、全部姫のせいにして…。自分たちが勘違いしたのが悪いとは思わないのか!

イノセンス』を見た後だからかもしれないが、暗殺者がライフルを振り回して戦うのには冷めた。実弾ライフルなら重くて振り回せないし、ビームライフルなら防弾チョッキは役に立たないだろう。護身用の小型銃を持っておいて、あんな場合にはライフルは放り出すのが筋では?

今回はロボを出す必然性は全くないよなあ…。狙撃者もアーナロイド(だっけ?)ぐらいでもいいし、そのぶん物語の厚みを出すほうが面白くなったと思う。ましてやスーパーデカレンジャーロボなんて…。

よかった点も2つあった。1つはウメコが髪を下ろしたシーンがたくさんあったのと、Y字の片足立ちバランスが1カットあったこと。(どっちも単なるフェチだなぁ…)
(これも表「雑読雑感」から転載。こっちに載せると自動リンクで他の人の感想が探しやすい/読まれやすいから)