思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2011-07-09から1日間の記事一覧

『後悔と真実の色』読了

刑事ものであり、本格ミステリであり、上級の小説である。 まず目を引くのが、刑事ものとしての面白さだ。松本清張のように無個性的な頭数が並ぶのでもなく、黒川博行のようにキャラがたち過ぎているのでもなく、吉村達也の志垣と和久井のように漫画的でもな…