思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上)』富野由悠季
☆☆☆★
角川文庫

30年ぶりに再読。ハイジャクから始まるのは覚えていたが、南洋の観光地での小競り合いは完全に失念していた。ケネスがペーネロペーパイロットではなかった、とかも、ケネス=シャア、パイロット=ギュネイ、というところ。実際、冒頭のハイジャクのシーンなど、『逆襲のシャア』を観ているかのようだ。
最近のスパイ映画さながらの展開や、テロリストの親玉が堂々と白昼で活動している、という先見性が凄い。
ギギという少女の二面性は、小説ならでは。
ガンダムマニアとしては、グスタフ・カールが、現在のデザインとまるで違うのに驚いた。当時は、ジェガン系のヒョロっとした体形だったのに、いつのまにかジェスタを超えるフルアーマー状態になっている(@_@;)