『亡霊星域』
☆☆★
C級ビデオみたいな邦題はどうにかならないものか。私的につけるなら『辺境衛星アソエク・ステーション』というところか。
前作の主人公ブレク=艦隊司令官の、辺境の宇宙ステーションでの軍政を描いた(宇宙)日常小説。アクションまたはプロット的あるいは思弁的に派手な展開を期待する向きには全く退屈。お茶がどうしたとか、下層の生活がどうとか…。
いちおう3部作のラストへの伏線は、敵の工作員とか、邦題にもなっている敵地からのメッセージによって動いていたスパイなんかも出てくるが…。
終盤はターボでよんだが、2日かけるほどの価値はなかった。もうちょっとあちこちに伏線があると思ったのに…(´Д`)
亡霊星域 (創元SF文庫) アン・レッキー 鈴木 康士 東京創元社 2016-04-21 |