前屋毅『日本の小さな大企業』を読む
いわゆる中小企業に分類される規模ながら、世界で1、2を争う技術をもった会社を紹介している。
食品製造業などは、定義しづらいからか、なかったが、顧客がゼロから、そこまで成功した東成エレクトロビームのような会社もあった。社長自ら飛び込み営業を重ねるなどの苦労話は、大企業だけではない、可能性を教えてくれる。
印象に残ったところ
インテルの半導体に使われている株式会社ディスコから
「お客さまから持ち込まれるニーズは無理難題ばかりなのですが、それに応えるのが最新のソリューションです。他社にはないもので、それだけ商品価値が高くなるというわけです」
「当社がミッションを決定したのは97年ですが、それ以来、現在まで一回も欠かさずに役員がミッションについて議論する会議をつづけています(略)14年にもわたって毎月二時間もミッションをめぐって議論する」