思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

面白い。
特に私のようなメイキング好きにはたまらん。
ダイコン3オープニングから『王立』『トップ』『ナディア』そして『プリンセスメーカー』などのゲームまで、隠されたテーマや舞台裏を解説している。
文体は口語体で、あとがきをみると、ロフトプラスワンで喋った内容をベースにしているとのこと。まさに遺言か。2段組で400ページちかいボリュームだが、寝る前に読んでいるとその数日間、寝不足になって苦労した。
こと、社会人になってみると、経営的な舞台裏は身につまされるものも。特に中間マージンを抜いて下請けに丸投げするなど、善良なアニメファンが読んだら許せないようなことも正直に書いている。

遺言遺言
岡田 斗司夫

筑摩書房 2010-10-23