「ゼルダの伝説 タイトルBGM」FAMICOM 20TH ANIVERSARY ORIGINAL SOUD TRACKS VOL.1 tr.56
８曲目。ファミコン・ディスクシステムのトップを飾ったまさに伝説のゲームのオリジナル曲。私にとってはほとんど懐メロですね。
それまでのゲームのタイトル画面から流れるデモ画面がなく、そこから始まるほとんどエンディングといっていいような、登場キャラクターが総登場する（オープニング・クレジットともいうべき）画面に流れる曲です。
ゲーム中では最も印象に残る地上のBGMをベースにアレンジが施されており、２ループで３分と、ファミコンのBGMとしてはかなり長い曲といえるでしょう。１ループめと２ループめではアレンジが微妙に違うなど、そういう意味でもかなり贅沢な構成です。
曲としても、４音でよくぞここまで厚みのある感じが出せていると感嘆します。同アルバムに収録されているファミコンの曲と比較しても、“BGM”から“曲”として明らかに進化していることが伺える、その宣言ともいえる名オープニングです。
おそらく「ファミ通」か「ファミマガ」だと思いますが、作曲者のコメントで、“最初に作った曲が発売前に出た中森明菜の新曲に似ていたので、あわててアレンジを変えた”というのも印象に残っています。
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