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『魔神館事件』
☆★

あまりにも思わせぶりな悪夢、フラッシュバックのような謎の人物のモノローグ。区別できない登場人物に、ラノベ全開のヒロイン。
典型的な嵐の山荘ものである。
その実態は『名探偵の掟』で格好のネタにされそうな、悪い意味でのバカミスである。これなら、ヒロインがロボットで、プログラムか発動した時のみ殺人を遂行する、というほうがましであったろう。
唯一評価できるのは、ダミーの真相（推理）が２つほどあるので、ドンデン返し的に機能していること。