2016-09-08 ■ 辻信一『弱虫でいいんだよ』を読む「強い」「弱い」という概念について、ナマケモノの生態を皮切りに、進化論的に啓蒙した思春期の青年向けの哲学書。ひとことで言えば 「何を基準にするかで、どちらが「上」で、どちらが「下」か、が変わってくる。同じように、「強弱」や「優劣」といった関係は、絶対的なものではなく、相対的なものだ。」