ほんとにこれ、ポワロもの?と思ってしまうほどぶっ飛んだ内容。
<ビッグ4>なる世界征服を目論む謎の組織がポワロに挑戦する、というんだもの。
謎の組織といいながら、4人しか出てこないので、まるで『ルパン3世』みたいだし。
ヘイスティングスの間抜けっぷりも他の作品以上。
というか、全体的な分かりやすさは、ジュヴナイルと言ったほうが簡単。
こんな調子だから、ラストのオチについては言わずもがな。
乱歩の<少年探偵団>とかが好きな人にはお勧めできるが…。
- ビッグ4 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
- アガサ・クリスティー 中村 妙子
- 早川書房 2004-03-16