『箱根の坂(中)』読了

ここからが（まだ北条ではない）早雲としての本編。幼い嫡子竜王丸＝今川氏親を今川新五郎から守るため、徐々に味方を増やし、駿河の情勢を熟させ、ついには間者が殺されたことを逆手にとって館にいる新五郎を討ち取ることに成功するところまでがこの巻の内容である。
マメ知識
「武将が、その文書に印を捺すことをはじめたのは、わが国では今川氏親よりはじまるといていいのではないか」