2006-04-04 『夏草の賦(上)』読了 読書 長宗我部元親の一代記。 ちょうど『播磨灘物語』の裏側で進行していた出来事であり、 対照してみると面白い。 秀吉と同じで、戦術よりも戦略にたけた大名、という点でも共通している。 光秀の部下の妹である菜々という娘が元親のところへ嫁ぐところから 始まるのだが、例によっていつの間にか拡散して行くので、 菜々が主人公とも、視点人物ともいいがたい仕上がりになっている。 まあ、ずっと彼女の視点で描かれても困るのだが。(^_^;)