「(35)アンソルブド・ケース」
いかりや長介ならぬチョウ刑事が、自分の娘を殺された13年前の事件の復讐のため(ネタバレだが)、再び現れた同一犯の犯行の捜査のため地球署を訪れる。
結局犯人の一人を殺した(撃っただけか?)罪で刑務所行きになってしまう。
とにもかくにも(刑事ドラマなんかで)ありがちなストーリー。
ツッコミどころは、ボスの元上司(先輩?)なんだから、チョウ刑事が撃たれた時に怒るのはボスであるべきだし、最大のものはラスト、手錠をはめたチョウ刑事にジャスミンが「パパ」というところ。
いくらテレパシーで亡娘の意志を読み、なおかつ亡娘に似ているといっても「パパ」というのはヘンだ。
お遊びとしては怒ったジャスミンが銃を乱射して「カ・イ・カ・ン」とつぶやくこと。
『セーラー服と機関銃』の薬師丸ひろ子のパロディだが、マニアックだよなぁ…。
前述したようにストーリーが不自然になっているのが惜しい。
今回はメインなのにジャスミンのギャグがなかったので、無理矢理入れたから齟齬が生じたのだろう。
怪重機を宇宙に連れ出すのも無理がある。
今までは都市で爆発させていたので被害が問題になっていた、とかいう前振りがあるなら別だが。
単にバンクショットを使って安くあげたい、というだけで物語の整合性がないのが惜しい。
ちびっ子はそこまで気にしないだろうが。
あとはデカレッドとデカウイングロボがガン・カタ(『リベリオン』)してたのに注目。
今まではなんとなく〜だったが、今回はモロ。
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