思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

♯プラモ




タミヤ 1/48 エイブラムス
現用戦車好きとしては、避けて通れないエイブラムス。小学生のころに読んだプラモの本では好きだったけど、長じてからは、なんか色気が感じられなくて、おまけにタミヤの35も値段が高いので、パスしてきた。タスク2の瓦型増加装甲はちょっと魅力的ではあるけど。
きっかけは『シビル・ウォー』を観たこと。終盤に出てきた戦車が、エイブラムスにしては車高が高くて違和感があって、どこがどう違うのか確認したかったから(^^;) となると、なるべく安い/小さいほうがいいが、さすがにハセガワの72というわけにもいかないので、必然的にタミヤのヨンパチになった。
戦車模型の華にして、難関でもある履帯は、部分接着式。今回はロコ組みに挑戦。上部転輪が小さすぎるのか、すぐ外れたり、転輪も一部接着されてなかったり、一部ちょっと隙間や歪みが出てしまった。ほんと、奥が深いというか、難しいというか……。制作動画や、プラモ本では、いとも簡単に組んでいるのになぁ……(@_@)
それ以外の組み立てに関してはさすがタミヤ、サイドスカートを含めてしっかりと組み上がる(タミヤといえども、35だとサイドスカートの剛性が弱いやつもあるんだよなぁ)。
車体上下の合わせ目は、ムニュ部分をサンディングしなかったら、期せずして溶接後っぽく面白い表現になった。ちょっとオーバースケールだけど。
また、現世戦車では難しいポイントのひとつであるバスケットも、雑具箱にあるダボにつけることで、がっしり接着できて、砲塔を塗装する時にそこを持っても何の問題もない。さすがタミヤで、小スケールならではだが、ありがたい設計。
塗装は、サンドイエローだし、成形色活かしてにしようと、転輪ゴムと、履帯をタミヤアクリルのラバーブラックで塗った後は、ウェザリングカラーでウォッシングしたが、滑り止めディテールに染み込んで、暗くなったので、サンディウォッシュでトライブラシしたら、滑り止めのない部分の色が溶けてしまったその上からタミヤアクリルのダークイエローを塗ったが、その上から色味を調整するために、ウェザリングカラーのサンディウォッシュ、グレー、ホワイトを混色して、ぼかしたりしてるうちに剥がれてきたり。やはり、プラへの一色めは、アクリジョンのベースカラーか、せめてタミヤアクリルにしないとダメなのか……。前にも同じ失敗をしたような……。いや、スミ入れだけのあっさり清潔仕上げならともかく、ドライブラシとかするなら、基本色塗装は必須ってことね。覚えとかねば……。
砂漠での写真を見て、かなりグレー寄りのほうが重厚で格好いいかな、と後から思ったのが悪かったか(^^;) ま、何回もフィルタリングして、写真(照明の具合)によって、期待した通りの色になったのは良かったけど。
ペリスコープ類は、一体成形で、黒いデカールを貼るようになっていたが、全然気がつかなったのね(^^;)、ダークグリーンで塗装し、上からスモークを塗ったらいい感じになった。
また、完成間近になって『アーマーモデリング』を読み返していると、履帯のエンドコネクターが錆びる、という写真を見て、それを再現してみた。ウェザリングカラーのステインブラウンと塗って適当に滲ませるだけ。基本はサンドイエロー単色のエイブラムスの、良いアクセント(差し色)になった。
デカールといえば、砲塔後部のスラットアーマー的な小さい四角いところに、「F2」とかを貼るのだが、デカールの台紙を見ると、「」みたいな図形があるだけ。ところが、これは「F2」の文字か、スリットの板いちまいずつに分割されている親切仕様だったのだ。カーモデルのランチアみたいに、頑張って馴染まなくてすむありがたい分割。ま、4枚だけだから、ってのもあるだろうけど。
あと、写真を撮っていて発見したのが、現用戦車では、実は格好いいアングルである、真正面から砲塔を真横にしたショットがダサいこと(^^;) やっぱり砲塔、ことに後部がデカすぎるのと、米軍ならではの無骨さ故なのか。