思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『一汁一菜でよい、という提案』
☆☆☆☆

毎日ご飯を「何食べようか…」(何作ろうか、ではなく)と迷う私にとって、正に目からウロコが落ちるような一冊。

改めて考えれば、要は『粗食のススメ』なのだが、あくまでも作る人の目線(自分で作るという目線でもある)で書かれているのが特徴。
主張じたいはチラシで十分収まる内容だが、それだけではなく、日本文化的な裏付け、要するに「古き良き日本の再認識」が綴られている。

「歴史上、味噌に関わる食中毒の報告例は1件もありません」

一汁一菜でよいという提案一汁一菜でよいという提案
土井 善晴

グラフィック社 2016-10-07