思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『プタヴの世界』読了

☆☆
ラリイ・ニーブン著/小隅黎
ハヤカワ文庫SF
ノウンスペース・シリーズ>じたい『リングワールド』しか読んだことがないので、その端緒となる作品、と言ってもあまり実感がない。
話としては『20億の針』『一千億の針』のような憑依ものといえるのだろうか。
とにかく誰が何人で、何がどうなっているのか、描写が不親切でよく分からなかった。作者のせいなのか、訳者がヘタなのかは分からないのだが…。(もちろん、私の読解力不足もあるが)
ラストになって、ようやく冥王星での水爆発射や物質分解機での掘削作業など、派手な展開になってページをめくる手も早まるが、後の祭り。
食用の、知性のない巨大な単細胞というのが出てくるが、単細胞なのに骨があるっていうのはおかしくないか??
とりあえず『リングワールドふたたび』を早く読まないと図書館からも消えてしまいかねないなぁ…(^_^;)