思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『戦国武将 国盗り秘話』読了

『望蜀の炎──石田三成』☆
『咆えよ暁に──北条早雲』☆
『走れ独眼竜──伊達政宗』☆
『大友二階崩れ──大友宗鱗』☆
『甲斐の若虎──武田勝頼』☆☆☆
『われこそ戦鬼──徳川四天王』☆
『城井谷崩れ──宇都宮鎮房』☆
信玄亡き後の勝頼を、二代目若手社長と重役達の対立に模して描いた『甲斐の若虎』ぐらいはなんとか読めたが、あとはなんとも…。
まず小説なのかエッセイなのかも分からないし(ifものである『望蜀の炎』は完全に小説だが)、登場人物も、何の説明もなく名前だけ出すので、知識のない人にはさっぱり分からない。
名前を出したら直前直後でなくても作中で何らかの描写を加えるものだが、それがないというのは、いくら短篇で紙幅がないとはいえ、ちょっと問題。
ひさしぶりにしんどい読書だった。

戦国武将国盗り秘話
早乙女 貢

PHP研究所 1989-10
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