思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

仮面ライダー響鬼

第19話「かき鳴らす戦士」

やっぱり面白いなぁ…。今回はまず冒頭に轟鬼がバケガニを一日に3匹連続で倒すシーンから。後半でその報告(ディスクアニマルが撮った映像?)を見たおやっさんが不思議がっていたが、マカモーを倒した後にギターを“かき鳴らす”のはサッカーでゴールを決めたあとにやるパフォーマンスみたいなもんだろう。ヒーローとしてはアリだが、サラリーマンとしては不要だわな。

サラリーマンと書いたが、事後報告とか、本部らしき“吉野”とか、トレーナーとして後輩の指導とか、ここまで組織の細部のリアリティを描いたヒーローものはなかったのではないだろうか。ある意味『パトレイバー』と双璧をなす作品となるかもしれない。

吉野とは、たぶん奈良の吉野で、猛士が奈良が都だった時代からある組織であることをそれだけで分からせる、という素晴らしい設定。その本部が出てくることはあるのだろうか…。(劇場版ではその可能性が高そうだが、江戸時代らしいしな…)

ひなかと轟鬼は、おやっさんの台詞からすると付き合っている、もしかすると許嫁なのかもしれない。轟鬼はやっぱりいいキャラだ。純粋(天然?)、真面目、努力家、照れ屋、格好いい、そして不器用、と、まるで高倉建ではないか…!?師匠である斬鬼とはまた違っているが、両方とも男が惚れるタイプである。

響鬼さん、バイク乗れるのね…。あれだけ凄いのに止まれない、というネタはアニメで同じネタ(バイクではなかったと思うが、本当は巧いのに何か1つ欠点があるので封印している。『トライガン』のことかなぁ…)があったような気がする。とはいえ、うまく消化しているので問題というほどではないだろう。『クウガ』みたいな、バイクスタントを見せるために無理矢理話を作っていないのがいい。今後もそうであってほしいが…。子犬がずっと震えていたが、あれは演技のうちか?それとも予定外なのか?