思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ガンダムX(5)

第5話「銃爪はお前が引け」

ティファはオルバによってアルタネイティブ社に連れて行かれ、オルバとシャギアがジャミルたちバルチャー連合チームを襲う。兄弟タッグの前に絶体絶命のガロードを救ったのはフリーデンを去ったはずのウィッツとロアビィだった。

厳密に考えると彼らが金の隠し場所や女のいる所に帰ったカットがあるだけに、往復時間などの時間計算が合わなくなるが、まあそのあたりはいいだろう。

アルタネイティブ会長は、ティファを確保したので、シャギアたちともどもMAグランディーネの荷粒子光弾砲によって始末しようと砲撃してくる。この危機を、ジャミルはティファに提案によって、ティファの誘導をジャミルが受け、ガロードの操縦によるサテライト・キャノンでグランディーネを撃破しようとする。その時のジャミルの台詞が「銃爪はお前が引け」だ。(その時の「手の震えが止まらん」は『初代ガンダム』のキシリアに面した時のシャアの台詞のオマージュか?)

このグランディーネとサテライト・キャノンの照準時に「仰角○○度」という台詞が出てくるのだが、これは厳密に言うとおかしい。実体弾じゃないんだからさぁ…。お互い仰角なら位置関係がおかしいでしょ。こういう長距離射撃にはビーム兵器は向かないのだ。

月からのレーザーの後、すでに決め台詞として「マイクロウェーブ、来る!」とガロードが口にしている(富野ゼリフだ……)。サテライト・キャノンによってグランディーネと運命を共にしたアルタネイティブであった。

この回は一旦プロローグともいえるエピソードが一区切りするということもあってか作画が綺麗で、特にティファ絡みのカットは影もしっかりついていて、どれも美しい。

しかし、次回予告で明かされる次回サブタイトル「不愉快だわ…」って凄いなぁ……。