思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

「韓国人の戦争時の個人補償問題」

表の渡部昇一「かくて昭和史は甦る」の感想でも書いたように
韓国人が日本政府に個人補償を求めるのは筋違いなのだが、日本政府ではなく、韓国側から当時の文書が公開された、というのはちょっと分からない。
読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050117i204.htm
朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0117/005.html
毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20050117k0000e030093000c.html
産経
http://www.sankei.co.jp/news/050117/kok073.htm
とあるが、
産経の記事がいちばん分かりやすい感じ。
渡部氏の著書を読めば、植民地支配という単語すら正確には適当ではないのが分かるのだが…。
(だいたい日韓“併合”となっているんだし)
両政府の思惑がどうも分からない。
日本の韓国ブームで、韓国政府も日本バッシングをこのあたりで切り上げて、融和路線で行った方が経済的に有利(=国益になる)と方向転換したのだろうか。
日本政府のほうは、福田官房長官が意味不明の記者会見をしていたが(要するにノーコメントというのと一緒だ)、北朝鮮問題くらいしかい、正確な資料の公開に不満を抱く理由が分からないのだ。
裏ルートで韓国政府に働きかけたのだろうか。それを認めるのも何なのだとぼけたとか…?
でもそれなら小泉首相が堂々と韓国を訪問して共同で発表すればポイントが上がるだろうし、それも違うのか…?